トレンドがわかる、買える!大人のための通販メディア
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トレンドではなくスタイルを追求したロランスの靴

前回からスタートした、バイヤーが惚れこんでいる人気ブランドとクオリティの高いアイテムを徹底的に取材する、「BRAND feature」。

第2回は、バイヤーmiyajiが惚れこんでいる、2017年秋冬からスタートした靴ブランド”LAURENCE(ロランス)”。代表でありデザイナーの森謙介さんに、スタートして2年という速さで、人気セレクトショップでも大人に女性に支持される理由を取材しました。

 

整然と美しいアトリエで語るデザイナーの森謙介さん。

 

「ロランス」をはじめたきっかけ

 

もともとセレクトショップでメンズのバイヤーをしていて、海外でコレクションブランドから素材までさまざまなアイテムの買い付けをしていました。そこから独立して、2010年から7年間、レディースシューズブランドの立ち上げに携わり、その後、2017年秋冬のコレクションから自身のブランドである「ロランス」がスタートしました。

 

海外での買い付けなどを通じて、靴を買ったときの高揚感や、所有欲を満たすドメスティックブランドが、日本ではまだまだ少ないのでは?と感じました。世界に誇れる日本のものづくりを追求しながら、同時に手にした時に高揚感を得られる靴をつくっていきたい、その様に感じたことがきっかけです。

 

手にするだけで心が踊る愛らしい赤い「BEACH」。

 

ブランドの名前の由来

 

嘘でもなんでもなく、ふと天から降りてきたんです(笑)。あとから調べてみたら、『LAURENCE ANYWAYS』という人間の内面の美しさを描いたフランス映画があり、物語で描かれているような、心の美しさを大切に考えるスタイルある女性に愛されることを願い、デザインしています。

 

「ロランス」の一番のこだわり

 

デコラティブな装飾性はなく、カットやライン、素材など、男性デザイナーならではの細部にこだわったデザインが特徴です。以前は、レディースシューズもフェミニンなものが主流でしたが、最近はメンズライクな装いも定着し、クオリティコンシャスで、しっかりとしたものづくりが評価されるようになってきました。時代性はもちろん意識しますが、トレンドに流されないスタイルのあるものを作っていきたいですね。購入した方に長く大切に履いていただけるように、その様なイメージです。「シルエットを操る靴」を最も大切なテーマにしていて、履いた足元、立ち姿まで美しく見えるのが一番のこだわりですね。

 

こちらは、この春新作のポインテッドスクエアの木型で仕上げた、タッセルフラットミュール『BEACH』です。

端正な表情が印象的なホワイトの「BEACH 」。

 

こういうスリッパタイプの靴は、かかとがついてこないことが多いのですが、これは甲の部分を深くし、後ろまでカットラインを伸ばしているので、驚くべき履き心地なんです。サイド部分を見ていただくと、アッパーのカットラインとヒールがつながっているように見えるので、造形のバランスが美しく、足もちゃんとついてくるので歩き姿もエレガントです。また、タッセル部分も、剣先のような切りっぱなしのものが主流ですが、革を二重にししてハサミを入れることで、先を丸くフェミニンなディテールに仕上げているところも特徴です。

クラシックエレガンスを感じる一足。

トレンド感あるスクエアトゥは、つま先を圧迫せず歩きやすい。

アッパーからヒールへ繋がるカットライン。

大人可愛いタッセル。

 

ロランス『BEACH』の商品はこちら↓

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ベストセラーのパンプスの魅力

 

足当たりのとても柔らかい山羊革を使用してます。4センチヒールって、ややコンサバになりがちですが、ヒールに横幅をもたせ、ヒール内側に空間アーチをデザインすることで、ベーシックになりすぎない抜け感を演出しています。見た目はスッキリとしていながら、リフト面を大きく、チャンキーヒールと同じぐらいの安定感と、ロランス独自の足裏全体に沿う、木型から生まれる包み込むような履き心地が魅力の一足です。

ほどよいモード味を備えたプレーンパンプス。

キッドスムース革特有のシボ感がモダン。

歩いても疲れない横幅のあるオリジナルヒール。

 

深い履き口と白と黒のデザインのこだわり

 

今のトレンドの服は、今までのプレーンなパンプスだときれいすぎてバランスが取りにくい。でもこの深いカットのデザインなら、オンにも履けるし、オフにも履ける思います。例えば、トレンドのワイドパンツとかにも合いますよね。

幅広いシーンに活躍する万能の2足。

 

色は白と黒です。白いパンプスは汚れやすいし、足元だけ浮くのでは?と敬遠されがちですが、アイボリー調のキッドスムースは、洋服ともなじみ、スタイリングに溶け込みます。つるっとしたレザーだと授業参観ぽくなってしまうので、適度なシボ感のあるキッドスムースレザーは最適です。程よいモード味もありながら、これなら冠婚葬祭にも使えますよ。

 

ロランス『MOCK ARCH 40』の商品はこちら↓

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サンダルも履きやすいと評判

 

マニアックな話ですが、普通のレディスシューズは、シンプルに吊り込まれた靴が一般的。が、これはメンズのシューズのように張り出し感がり、底面にボリュームが生まれ、表情豊かに見えるのが特徴です。ステッチも普通の縫い方ではなく、拝みのステッチを採用しました。革を中底に巻き巻み、その後ミシンで中底まで縫うので、独特のぷっくり感が出ているでしょう?また、ヒールも本革を重ね高級感が際立ちます。しかも、このソールは、独自に開発したロランスオリジナルのハイブリットソールで、濡れた路面も歩けるし、滑らないんです。目に見える部分は本革でクラス感を演出し、ソールは機能性を考えて合成底にするなど、理にかなった機能美を心がけてます。

こだわり部分を熱く語る森さん。靴への愛情が溢れて。

 

中底がきれいに巻き込んだソールの美しさに注目。

 

こだわり部分を語ると多すぎて、キリがないのですが、さらにもうひとつ(笑)。ブランドの刻印を足の乗るところににプリントする場合、多くは中底に革を巻き込む段階で歪んでしまうので、後からブランド名を刻印した別のパーツをのせることが多いのですが、ウチは高い技術を持つ職人さんに手掛けてもらっているので、最初からブランド名を刻印した革を巻き込み様にしています。サンダルは素足ですので、中敷きにステッチを施さず、足当たりからくる心地よさを大切に考えています。

細部のつくりにこだわったサンダルは気品が宿る。

 

カジュアルなフットベットサンダルもエレガント

 

こちらは、最高級のベビーカーフを使用し、フットベッド全体もスムースレザーで包んだとてもリュクスな一足です。パンプス同様に白でもアイボリー調なのでなじみやすく履きやすい。コバ部分にはゴールドのラインを職人技で施しアクセントにしています。足裏に触れるフッドべッドは、柔らかいスムースレザーで包んでおり、履き心地も抜群。どの角度から見ても美しく、カジュアルなデザインですがとてもエレガントで、高級感を感じていただけると思い増す。ソールは前部分を2センチ、かかと部分を4センチと緩やかな傾斜をつけているので、歩きやすく、適度なボリューム感は、その対比から足も細くきれいに映し出します。

黒のソールがアイボリーを品よく引き立てて。

 

4センチのヒール高がスタイルを美しく見せる鍵に。

 

さりげなく配したゴールドのラインがお洒落のアクセント。

 

靴下を履けばオールシーズン活躍してくれる便利サンダル。

 

上品なベージュ色のストラップはきれいな型押しレザーで。

 

ロランス『FB CROSS SANDAL』の商品はこちら↓

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メイド・イン・ジャパンのこだわり

 

LAURENCEの靴はすべて東京の工場で、職人に手によって作られます。ロランスのクオリティを満たす、細部にこだわった靴をつくれる職人はごくわずかなのが現状です。その様なすばらしい職人に「ロランスの靴を作っている」と誇りを持っていただけるようなブランドに成長させることが私の使命です。モデル数をたくさん増やすのではなく、1点1点の完成度を高めて本当によいものを作っていきたいと思います。

どちらも長く愛せるエレガントなベーシックカラー。

 

親指ストラップのヌーディなデザインも安定感抜群。

 

白いステッチをアクセントにした実用美を兼ねたデザイン。

 

カジュアルなサンダルなのにこんなにもエレガント顔。

 

ななめにカットした甲のストラップが美脚に見える秘密。

 

ロランス『TERRANEA 15』の商品はこちら↓

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トレンドではなくスタイルを大切に考えます。

スタイルとは様式ですので、作法や文化などを大切な要素に、これからも現代女性にふさわしい靴を真摯に手がけていきたいと思います。(森謙介さん談)

 

LAURENCE (ロランス)2020年春夏コレクションをチェック↓

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撮影/吉岡真理 文/土橋育子 構成/内山しのぶ

 

 

 

 

内山しのぶ  
1990年(株)世界文化社入社。『家庭画報』副編集長を務めた後、『家庭画報delicious』『MISS』『MISSwedding』『きものSalon』『GOLD』の各誌の編集長を経て、2016年6月から㈱集英社・ブランド事業部・コンテンツマネージャーになり『LaVivant』ディレクター。『GOLD』編集長時代には、料理本『編集長のお家ごはん』を出版。ファッション、美容はもちろん、ライフスタイル全般への造詣が深く、同世代の読者を導く存在です。クシマクロビオティックコンシェルジュとオーガニック料理ソムリエの資格を持つ。オスカープロモーション所属。