トレンドがわかる、買える!大人のためのWebマガジン
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捨てるばかりが能じゃない
コモンるみ

 

 

これは捨てられない人間の反発です。笑

 

 

 

我が家はもったいないお化けが住んでいて呪縛されているのか、夫もわたしもモノを捨てるのが苦手です。

 

少しでも娘の成長の思い出になるものなら、彼女が子供の頃集めていた、1セント硬貨を潰して 記念硬貨にしたコレクションまで捨てられないのです。

 

彼女が使っていた子供用の髪飾りやリボンもこっそり大切にしまっている引き出しがあります。

 

今までだれにも言いませんでしたが、どうしてみんな、そんなにものを捨てたがるのかと、どこか不思議でならない気持ちがあるのが正直なところ。

 

洋服は、オンラインストアをはじめてから、少しシミがあるものや不良のあるものの多くは自分用に買い取っているので、かなりの量に膨れ上がりました。

 

が、それでも、服好きの友だちに比べれば全然大した量ではないことを知っています。

 

 

大学を卒業してニューヨークで就職したため、この夏からうちに戻ってきた娘。その彼女が処分した服の量が、もうね、半端ない膨大さで驚きました。

 

まあ、若いうちは2年落ちの洋服は古くて着られないという気持ちもわからなくはないのですが。

 

 

一方、わたし自身は10年以上前の服も、新品同様に現役で活躍させていることが自慢です。笑

 

夏服から一部ご紹介します。

 

 

※1990年に購入したアルベルタ・フェレッティのアンサンブル。

お値段的には、わたしにとっては清水に近い値段でしたが、30年近く経ってまだ魅惑のオーラが消えないのでしっかり元はとりました。

 

 

 

※同じく1994年ごろにパリで購入したエキップモンのとろみシャツ。久しぶりに出してみたらカビ臭い! でもシルエットがやっと旬に近づいてきたので、ドライクリーニング表示は無視して洗ってみました。とってもいい匂いの新品同様に大変身。白の麻のパンツで合わせています。

 

 

 

※15年ぐらい前に東京で買ったトップス+スカート。その素材感が大好きで大切に着ていましたが、すぐに太り入らなくなってしまいました。が、それでも捨てられずにしまっていたら、今年はぴったりで着られるようになっていました。

 

 

 

※13年ほど前に買ったシークエンスが美しい白いギャザースカート。18年前にパリで買った麻にオーガンジーのフリルをあしらったタンクトップで合わせています。このタンクもすぐに太って着られなくなったのですが今年はぴったりで着られました。

 

※80年代のジャンニ・ベルサーチのワンピース。大好きすぎて肩パッドが流行遅れになっても捨てられませんでした。先日出してみたら背中にカビが。。。こちらもドライクリーニング表示を無視して洗濯機で洗ってみました。この通りきれいになりました。

 

 

※同じく80年代にノーベスパジオで買ったセットアップ。一度も手を通す機会がなかったのですが捨てられませんでした。なんとこの夏、娘がイタリアに旅行に行った際、こんなに素敵に着てくれて感動しました。

 

 

これはあくまで一部でまだまだあります。笑笑

 

 

 

こう   おっしゃった方がいらっしゃいました。

 

 

「いいものにだけ囲まれていたら、捨てる必要はない」

「今も昔も、良いものを識るセンスは、いくら散財してモノに埋もれたとしても、平等に人口に膾炙(かいしゃ)するものではないと感じています」

 

けだし名言です。

ただ、わたし自身は、正直言っていいものだけに囲まれて暮らしている生活には程遠いのですが。

 

ただ、お値段が安いからという理由で、特に服を家に連れて帰ることはありません。

 

自分にとっていいものだけを、愛着を持って、ていねいにお手入れしながら長く着る。

こうしてそのモノの寿命を全うさせることを信条としているからです。

 

バッグや靴、車に至っては、お修理は当然のメンテナンスと心得ています。

 

ただ、いいものだけを厳選するのは難しいと感じてもいます。

はい、いまだに時々は失敗もしますよ。

でも成功率の方がうんと高いからまぁ、それはいいかと、ゆるく考えるようにしています。

 

ありますとも、連れて帰ってみたら、急に情熱が冷めてしまったとか。

でも、そういう時の行動は早いです。

 

できればそのシーズンの終わりまでにはドネーションするなり、お譲りするなりします。(捨てるということはしません)

シーズンを持ち越しても、翌年の同じシーズンが始まる前には手放します。

だれだって流行遅れな服は着たくないに違いないからです。

せっかくの服がまわりまわって開発途上国に送り込まれ、ゴミの山になるのだけは申し訳ないし、避けたいですものね。

 


 

 

Article By Rumi Common

コモンるみ(オンラインストアRish NY/リッシュ・ニューヨーク代表であり、コラムニスト)

N Y在住今年で30年。ファッション誌編集者、日系新聞社の現地法人記者、N Y不動産の売買を経て2011年東日本大震災をきっかけに日本とN Y州で起業。著書に「N Y発幸せになれる体質作りGiving 上流の極意」(廣済堂出版)「N Y発世界基準の女の心得」(武田ランダムハウスジャパン)「NY流見た目のルール」(カドカワ)がある。オンラインストアRish NY/リッシュ・ニューヨーク代表

 

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